10月26日(土)目黒会「仏教」
世界宗教史シリーズ
「仏教」
ワフランの神秘主義からみた宗教講座、前回の「バラモン教とヒンズー教」に続いて、今回は日本人にも身近な仏教のおさらい。仏教発祥の最初にインドで起きたこととは何だったのか? 仏教の中のギリシア系やイラン系から来ている部分とは? 日本での受容の思想的な在り方。…などを解説。
日時■9月28日(土)18時開場18時半開始
場所■目黒区田道住区センター三田分室(目黒駅歩7分。T.03-3791-7901。目黒区三田2-10-33)
講師■ワフラン
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前座講釈(最短5分〜最長15分ほど)
「知られざる釈迦の思想〜根本仏教についての誤解・中野裕道の仏教論〜」
担:むらさぎ
現代において根本仏教ほど誤解されているものはない。仏教は心理学だ、いや哲学だ。無神論だ、いや唯物論だという皮相な解釈に留まり勝ちだけれども、所謂「原始仏教」と「根本仏教」の違いが弁えられていない。原始仏教というのは学術的ではあるけれどもその反面、一種の不可知論でもある。大乗仏教から入ると仏学とは議論がすべてのような錯覚を産む。大乗仏教は議論に集中するため信仰一元論で「戒・定・慧」の三学を事実上無視した。だが「行」(ヨーガ)無くして本来仏教はない。根本仏教の理解は、学問的な手法だけでは皮相な解釈に陥ってしまうのである。学者以上の知者であり修行者ながら師をもたなかった孤高の仏徒・中野裕道が人生を賭けて思想遍歴、修行の試行錯誤の末に到達した釈迦思想の真髄を紹介。
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