2010/06/03

神道霊学を談る(全6回)(11/5更新)

《むらさぎ特別講義》神道霊学を談る(全6回)

日時■前編09/25(土)、特別編壱09/26(日)、中編10/23(土)、特別編弐10/24(日)、後編11/27(土)、特別編参11/28(日)の計6回(※内容は6回とも異なります)。各回とも18時開始(終了時間は不定ですが大抵21時の前後に終了です)。中途入場可・途中退場可

場所■「田道住区センター三田分室」2階和室(目黒駅歩7分目黒区三田2丁目10番33号、部屋は「マズダヤスナの会」の名でとってあります。アルコールは施設のきまりで禁止ですがそれ以外の飲み物食べ物の持ち込みは可です)
※特別編のみ場所も主催も異なります。特別編の詳細↓
http://nhlar.blogspot.com/2008/08/blog-post_5310.html

噺し手■むらさぎ

所謂霊学系の神道の諸派、いずれかの流派に依拠した議論ではなく、そのような「枠組み」を足掛かりにして、あるいは形を借りて、秘教霊学的オカルト神道にも國學院的教科書神道にも他の古今東西の宗教・哲学・思想にも、科学主義にも神秘主義にも学界にも電波説にも少しはこだわって、かつどれにもあまりこだわらず、世界や人間に対する認識を雑談的にお話しします。

要請されたお題は「鎮魂帰神」.「歴史論」.「言霊(コトダマ)」。
1)鎮魂(みたましづめ)について。神道における瞑想のもつ独自の意義は、穢れ(=悪)の所在とその対処から生じる。易行道の最たるものと化した現代神道においては、諸悪の原因は外来要因たる穢れであり穢れは祓えばよいとされる。しかし神道の抱える真の難題は穢れ(=人格の乗っ取り)に対しては祓い(=自覚的自主的行為)を成し得ないという矛盾にある。この問題意識から鎮魂帰神.一霊四魂.神人合一思想を考える。
2)偽史(超古代史)には神秘主義的な歴史観が貼りついている。つまるところ神道霊学の時間論。最近流行のアセンションは、人間の歴史なのか自然界の変動なのか。ヘロドトスと司馬遷が創始した「過去を人為的に再整理した物語」でなく、あくまでも自然界の法則的運行の局所的な現われとしての人類史。それは過去と現在と未来を区別しないだろうし、所謂「歴史」として想像されがちな不定形な物語ではなく、暦にも似た時間観念となるだろう。
3)言霊(コトダマ)論は、国文学でいう言霊信仰ではなく、神秘学的観念体系である「伝統的(秘教的)音義説」を扱う。ただ、霊学諸派を見渡すにその実用展開は駄洒落や掛詞による煽動的修辞や、せいぜい他愛もない占いに留まっている。そうではなくて宇宙に偏在する波動.波長の一面があるいは数理としてあるいは光の色彩となりあるいは旋律音響として現われる、その人間の言語以前の自然の律動として考える。

【注意1】
上記の3題が前編、中編、後編にそれぞれ対応しているわけではありません。上記3題は準備不足や気分体調等により当日予告なしにまったく無関係な他のお題に差し替えになりことがあり得ますので予め御了承下さい。上記のお題にはまったくこだわらず、その場に集まった面々の興味関心にあわせて自在に題材を変更します。

【注意2】
冒頭ではまず質問コーナーや雑談を通じて参加者のレベルや興味関心などを見極め、当日の内容を調整します。
議論水準は各々の知識に合わせますので、議論が暴走してちんぷんかんぷんな話になる虞れもありますがそれもまた一興。逆に必ずしも高度な内容になるとは限らずオタク的な雑学噺に終始する可能性もありますがそれもまた楽し。いずれにしろ金返せとか言わないように。

【注意3】
前編で物足りなかった部分は翌日26日の特別編壱で、また中編で物足りなかった部分は翌日24日の特別編弐で、後編で物足りなかった部分は翌日28日の特別編参で詳しく話すこともありです。むしろ秘伝奥義や重要な話や本当の話は特別編でやります。

申し込み■登録や申し込みは不要ですが資料の用意の都合がありますのでむらさぎ、ワフラン、水木亜弥の3人のうちのいずれかまで事前に参加表明を頂けると助かります。

費用■場所代1000円
(むらさぎの知人友人または直接の関係者は、貧乏順で上位1位の人は無料。2位と3位の人は500円。ただし主催者のサービスではなくむらさぎが個人的におごるという意味です)

主催■マズダヤスナの会目黒教室(世話役/水木亜弥)