2011/02/11

ワフラン特別講義(全3回)6/25更新

目黒会/春の講座「ワフラン講義」(全3回)

表題■古代アーリア思想と日本の現在

語る人■ワフラン

(※内容は全3回ともすべて違います。続きものではありません)

前編■「人生と災害」
現在の災害にかかわる精神や思想の問題を宗教的な側面から。『旧約ヨブ記』を題材として批判的に扱ってみる。[以下、ワフランの言葉より]天災だからといって達観するにはまだ時が足りない。不幸が霊威の現れならばその意図は何であるかとか、悪とは人の意思が生み出す罪だとする西欧キリスト教の考えもある。そうした「隠された意志」説、「無意識」説は無駄のようにみえて浄化過程でもある。天災と人災、この世の不幸と、この世の悪に際してとるべき態度を考えてみたい。
中編■「社会と文化」
インドのパールシー(ゾロアスター教徒少数民族)の文化からみての古代オリエント文明と原子力発電をめぐる現代社会の類似性。そして現代人にとっての「グノーシス」とは。
後編■「国家と統治」
古代インド・イランの王権イメージから今日の社会の統治について考える。

日時■
前編・04/23(土)朝9時半開場・朝10時開始~お昼ごろ終了。
中編・05/28(土)夜6時半開場・夜7時開始~9時ごろ終了。
後編・06/25(土)夜6時半開場・夜7時開始~9時ごろ終了。

場所■(全3回とも同じ場所です)
目黒区 田道住区センター三田分室の2階和室。
目黒駅7分。駅から恵比寿方向へ歩きホテルプリンセスガーデンの先、三田公園(左手)の手前、日の丸自動車ビル(右手)の向かい、進行方向の左手。目黒区三田2-10-33、電話03-3791-7901
※「マズダヤスナの会」の名で部屋をとってありますが「マズダヤスナの会」とは関係ありません)

参加費■1000円(場所代)

申し込み■
「皇室と日本を考える」メーリングリストに登録済みの方は手続き不要です。
それ以外の方は目黒会世話人の水木(03-3792-3383)までご連絡下さい。

主催■
目黒会(※ワフラン個人主催。「マズダヤスナの会」とは関係ありません)

02/13(日)文明観の変遷からみた日本の特質

紀元節2671年記念講談

「文明観の変遷からみた日本の特質」

序章として、昨年逝去した梅棹忠夫への追悼として彼の文明論(=生態史観)をあるいは顕彰、あるいは批判しつつ引用し、日本文明の形成過程を再論、その結果としての日本文明の特質を再確認。その上で皇國史観や國體論の立場と比較して、梅棹の議論のどこが深く関連し、どこが関係ないのかを確認して今回の議論の前提を提示。
前段は、仙石「暴力装置」発言の背後にある西洋思想(政治学・思想史)の国家観を解説した上で、序章での議論の視点から検討を加え、日本文明の歴史的変遷の結果としての「理論でなく美学に基づく思想、法や暴力でなく芸能による社会統合」といった日本の特異性を展開。
後段は、前段で提起した問題の延長としてのアニメ・マンガなど所謂ジャパンカルチャーをとりあげ、その国際社会における文明論的意味と古代文明の神秘的感性と現代文化における女性観・幼童観の連続性から人類普遍の原始文化の継承者としての日本文化を再発見し、序章での梅棹忠夫の生態史観の問題点を修正、その欠落を補完。
結章として、現在の日本の抱える深刻な諸問題についての目先の解決ではなく、諸々の事態の背後で進行している本質的な歴史の動態を明らかにした上で我々の運動のありかたについて問題提起。

日時■2671年2月13日(日)17:00~
場所■サイゼリヤ日暮里駅東口店