附論・「紀元前における日本海の「東海」呼称をめぐる問題〜三國史記高句麗本紀の「東海之濱」と広開土王碑の「東海賈」の検討〜」
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「極東のアーリア神話」
古代アーリア神話の「神々の三機能体系」は、インドヨーロッパ語族の神話だけではなく、極東三国(日中韓)のいずれの神話にもあるのではないかという有名な議論を紹介、解説。次に、歴史時代になってからそれが東アジア各国の政治文化や歴史にどう影響を残したのかを探る。
《経緯》
平成24年度、春の目黒会は前回4月が「イスラム神秘主義」、次回6月は「アメリカのポップカルチャー」がテーマです。4月が中東で6月が北米なので5月は極東。4月が中世で6月が現代なので5月は古代。4月が神秘主義で6月がポップカルチャーなので5月は政治文化または歴史文化。…という安直な発想でテーマを決めてみました。雑談っぽくお気楽な講談になればと思います。
演題「紀元前における日本海の「東海」呼称をめぐる問題〜三國史記高句麗本紀の「東海之濱」と広開土王碑の「東海賈」の検討〜」
なお、本番前に、前座的におまけテーマを話します。拓大教授下條正男氏と衆院議員新藤義孝代議士が「東海」呼称は紀元前からあったという韓国の主張を否定する議論をしているまではよいのだが、論拠の一つに重大なミスがあるように思われるのでその点を検討・考察しつつも、面白い古代史ネタを楽しく紹介・展開したいところ。ただし、オマケなので、当日の空気でやるかもやらないかもってことです。
場所■目黒「田道住区センター三田分室」2F和室(目黒駅から徒歩7分、目黒区三田2-10-33、恵比寿方向に歩きホテルプリンセスガーデンの先、三田公園の手前、日の丸自動車の向かい。進行方向左手)
講師■むらさぎ