311震災一周年復興祈念「皇室と日本を考える」講演会
日時■3月11日(日)午後1時より
場所■「文京区勤労福祉会館」第二創作室(JP駒込駅9分。文京区本駒込4-35-15)
演題■(順不同)
1)「平安時代の大地震と復興への国家制度変革の歴史」
2)「最新邪馬台国研究/漢文からみた古代史像の歪曲」
3)「皇位継承問題/神話にみる家系意識の実体と学説」
4)「鎮守の杜と鎮護国家/東京の結界〜八森と八富士」
※当日に集まった人のリクエストによって、以上のうちのいずれか(またはすべて)を選択的に講演します。順番に決まりはありません。
・1)は今回の大震災にも比すべき大災害が平安朝を襲った史実を説明し、復興をめぐる現在の問題を、同様な状態にあったかつての日本と照らしあわせて、歴史の中から我々の先祖がいかにして国家の改革と復興をなしとげたのかを考えます。
・2)は魏志倭人伝などの漢籍正史に表れた日本の古代史像が歪曲されてきたことを具体的に解説し、最近また新たな発見の著しい考古学情報なども紹介し、保守派の古代史像や皇国史観のありかたも見つつ、正しい古代史認識を考えます。
・3)は現在問題となっている女性宮家と女系容認の根拠とされる誤った神話解釈を正すため実際に神話の原典である記紀を読みつつ議論していきます。
・4)は徳川時代にも災害の絶えなかった江戸で、人々の祈りがどのように大きな力を持ったのかを探りつつ、故郷を愛した江戸の人々の文化と信仰の形をみていきます。
主催■東京歴史めぐり愛好会